キチンと知りたい鶏肉のこと!

本サイトでは、消費者の皆さまに安全・安心で美味しい鶏肉を召し上がっていただくために、全鳥連※1が行っている様々な取り組みをご紹介しております。​取り組みの一環として、全国の食鳥肉専門店でポスターなどの掲示物や各種配布物もご用意しております。(※2)皆様に鶏肉や鶏肉専門店のことを正しく知っていただき、鶏肉を通じてより良い食生活をお送りできますことを願っております。

※1 全鳥連とは「全国食鳥肉販売業生活衛生同業組合連合」の略称です。※2 配布物は数に限りがございます。また、お店によって取扱い方が異なりますので、詳細はご利用のお店に直接ご確認ください。

鶏肉専門店のお肉を安全に美味しく

国産チキンが新鮮なまま
              お店へ。だからおいしい!

鶏小屋

鶏肉は足が早いといわれ、鮮度が命です。 専門店へは、徹底的に検査された健康な国産チキンが、低温流通で鮮度を保って出荷されてきます。さばき方やさばいた鶏肉の管理にも、鮮度が落ちず、鶏肉からうまみが逃げないような工夫がされているので、専門店の店頭に並ぶ頃には、新鮮かつもっともおいしい状態で鶏肉を提供することができるのです。

おいしい鶏肉はどうやって育つの?

国産チキンを飼育する鶏舎は、1回出荷するたびに清掃・消毒し、約20日間空舎にしておきます。新しいヒナを入れる前にもう一度消毒して、清浄な鶏舎で健康な鶏を育てています。また、出荷された鶏は専門の獣医師が1羽ずつ検査し、健康で安全な鶏だけが専門工場又は食鳥処理衛生管理者の資格を持つ人がいる専門店で処理加工されます。

家庭で鶏肉をおいしく食べるための保存方法は?

鶏肉の風味が落ちてしまう原因は空気に触れることで進む酸化と、水分やうまみが抜けてしまうことにあります。保存する際には、鶏肉表面の生菌が繁殖するのを防ぐことが重要です。

保存時のポイント!

  • 購入後は、キッチンペーパーなどでふき取る
  • 空気が触れないように、ぴったりとラップをし、冷蔵庫または冷凍庫で保存する
  • 冷凍した鶏肉は食べる前に冷蔵庫で解凍するとドリップが出にくく風味が保たれる

鶏肉は切り方で味わいがかわる!

鶏肉をよく見てみると、繊維がはしっているのがわかります。この繊維を断ち切ると肉がやわらかくなり、反対に繊維に沿って切ると噛み応えのある食感になります。料理に合わせて切り方を工夫してみると、ワンランク上の味わいに。生肉に触れた後の包丁やまな板は、しっかりと消毒しましょう。

「新鮮だから安全」とは限らない!?

鶏や牛、豚などは、食中毒を引き起こすウィルスや菌を腸管内に持っている可能性があります。食中毒菌のひとつであるカンピロバクターは熱に弱いため、十分な加熱調理で死滅します。どんなに新鮮な鶏肉でも、生食や加熱不足で食べるのは避けましょう。

鶏肉をおいしく安全に食べるための5つの約束

  1. 買い物の最後に、なるべくその日に使う分だけを購入し、保冷バッグに入れて持ち帰る。(買い物かごに入れて常温のまま置くと、肉の劣化が早まり、おいしさが失われます)
  2. 購入後の生肉は、すぐに冷蔵庫の冷蔵室または冷凍庫で保存する。
  3. 調理する前によく手洗いし、生肉を触った後も十分に手洗いをする。
  4. 調理の際、肉の中心部が白くなる(約75℃、1分以上)まで、しっかりと加熱する。
  5. 二次感染防止のため、生肉に触れた包丁やまな板などの調理器具もよく洗い、熱湯または漂白剤などを使って消毒する。

日本各地のご当地鶏肉料理!!

地鶏炭火焼き(宮崎県)

宮崎地鶏の味付けは、一般的に塩のみ。それを強めの炭火で焼き上げています。炭の香りと、ジューシーで適度に歯応えのある食感がたまらない人気グルメ。

水炊き(福岡県)

特に味付けのされていない水から骨付きの鶏肉を煮込んで作る鍋料理。鶏肉と野菜のうまみをいかし、ポン酢でいただくのが一般的です。

骨付鳥(香川県)

鶏のもも肉を塩・ニンニクなどでスパイシーに味付けし、ふっくらと焼き上げたご当地グルメ。皮はパリッと中はジューシーなのが特徴です。

ひねポン(兵庫県)

卵を産まなくなった鶏“ひね鶏”の肉をあぶり、ポン酢で和える。かむほどにうまみが出る硬めの歯応えは、酒のさかなにぴったり。居酒屋の定番料理です。

かも鍋(大阪府)

こぶ・かつおで取った出汁にあっさりした薄口醬油を加えて、脂がのった芳醇な香りの鴨肉とみず菜とともにいただきます。

手羽先唐揚げ(愛知県)

名古屋生まれの人気料理。衣なしの素揚げが特徴。まずは低温でじっくり、最後に高温でさっと二度揚げする調理方法が主流。中はふっくら、外はカリカリに。

鶏ちゃん焼き(岐阜県)

鶏肉を、醤油や味噌をベースにニンニク・生姜などで作られた特製のタレに漬け込み、キャベツやもやし、季節の野菜と一緒に焼き上げます。

鶏すき焼き(東京都など)

醤油や味噌で作った割下で鶏肉を煮込む鍋料理。ねぎや焼豆腐、しらたき、ごぼう、しめじ、菊菜なども一緒に煮込みます。溶き卵につけていただきます。